アロマセラピーの効くわけを薬理学的に考える編

精油に含まれる芳香成分を大きく分類してみましょう。

成分分類
成分名
主な効能
モノテルペン炭化水素類 リモネン、ピネン、テルビネン

p-シメン、ミルセン

抗細菌、光刺激、皮膚刺激

ステロイドホルモン様作用

セスキテルペン炭化水素類 カマズレン、カリオフェン

ビサボレン、ファーネッセン、
アズレン

抗炎症、抗ウィルス

抗アレルギー、体温低下

フェノール チモール、カルバコール

オイゲノール、サフロール

殺菌作用、免疫向上、

皮膚刺激、神経毒性、強壮作用、体温上昇

モノテルペンアルコール リナロール、ゲラニオール

テルビネン、4-ol、メンソール
ネロール

抗細菌、抗感染、抗ウイルス

利尿作用、免疫上昇

エステル 酢酸リナリル、サリチル酸メチル

酢酸ゲラニオール、メチルサリシレート

鎮痙、鎮静、抗真菌

弱い抗炎症

セスキテルペンアルコール ビサボナール、サンタロール

ファーネゾール、ネロリドール、スクレオール

抗細菌、抗炎症

抗アレルギー、弱い免疫刺激
女性ホルモン様作用

ケトン ピノカンファー、ツヨン

プレゴン、カンファー、ベルベノン

瘢痕形成促進、粘液溶解作用

神経毒性

ラクトン ベルガプテン、クマリン 光毒性、粘液溶解作用
アルデヒド シトロネラル、シトラール 抗炎症、鎮静、抗真菌
オキサイド 1.8-シネオール、1.4-シネオール、リナロールオキサイド 粘液排出、免疫刺激
エーテル オイゲノール、エストラゴール

アネソール、メチルカビコール

全身調整作用、鎮痙

駆風作用(腸内ガス解除)

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それぞれの精油(エッセンシャルオイル)の種類と効果を知りませう

さてさてここからは、アロマセラピーの薬学的分析ですわよ。ふふっふ…
徐々に精油の種類を更新していくのでお楽しみに。
「医療従事者のためのアロマセラピーハンドブック」より

精油

ラベンダーLAVENDER(真正ラベンダー)シソ科

植物学名:Lavandula angustifolia

使用部位:花

原産地:フランス

芳香成分:
  酢酸リナリル 48%
  リナロール 40%
  酢酸ラベンディル 5%
  テルビネン 4%
  カンファー 0.8%
  1,8-シネオール 0.2%

効能:中枢神経系抑制効果(鎮静、抗けいれん)、抗感染症

適応:不眠、けいれん、鎮静、鎮痛、高血圧、パニック発作、喘息発作、消毒、など

解説:リラクゼーションをもたらし、心地よい眠りへと誘う香り
 アロマセラピーでもっとも広く使用されている精油です。ラベンダーの「lavare」は「洗う」という意味があることから、傷口の洗浄に使用されたこともありました。
鎮静効果は、酢酸リナリル、リナロールによると考えられています。酢酸リナリルは中枢神経の伝達を抑制するとされているため、鎮静、抗けいれん作用が期待できます。酢酸リナリルの含量は、栽培地、蒸留時の温度などの条件によって左右されます。鎮静効果を期待するなら、35%以上含有のものを選びましょう。高度700m以上の栽培地のものは。酢酸リナリルの含量が高いです。消毒効果は、リナロールによります。

ペパーミントPEPPERMINTシソ科

植物学名:Mentha pipertia

使用部位:花、葉

原産地:フランス

芳香成分:
  メンソール 40%
  メンソン 20%
  酢酸メンチル 5%
  1,8-シネオール 5%

効能:リンパ系に作用して浮腫を改善、制吐作用

適応:頭痛、鼻詰まり、乗り物酔い、胃痛、下痢、肝機能障害など

解説:爽やかな香り、リフレッシュ効果、頭と気分をスキッとさせます。
 風邪の鼻つまりなど頭をスッキリできます。妊婦に用いてはいけないといわれていますが、希釈してごく微量で用いれば、すぐれない気分をリフレッシュできます。乗り物酔いにも利用できます。ペパーミントには、強力な制吐作用があります。ガムにもあるようにスーっとする清涼感を利用して、試験勉強、運転の眠気予防に利用できます。食べ過ぎ、胃のもたれにも効果的です。軽い表面麻酔作用もあるので、傷口の消毒にも有効です。また、筋肉痛、片頭痛にも有効です。メンソールには殺菌作用もあります。臭いが強烈なため、ごく少量の使用にとどめましょう。

イランイランYLANGYLANGバンレイシ科

植物学名:cananga odorata genuina

使用部位:花

原産地:マダガスカル

芳香成分:
  酢酸ベンジル 25%
  p-クレシルネチル 16%
  リナロール 13.6%
  酢酸ゲラニル 5%

効能:鎮静作用、性的増強作用

適応:頻呼吸、頻脈、月経前緊張症、インポテンツ、高血圧、鎮静、高揚、消毒など

解説: 官能的な香り、緊張をとり、華やかな気分に
 花々の中の花という意味をもつイランイラン。抽出の順番により香りが等級付けられています。もちろん、特級は最初に抽出。最も品質がよいとされ、香りも一番よいです。残りの花を用いて1級、その次を2級と分類されます。「シャネルNo.5」の原料にもなっているその気にさせたくなる香りです。心をリフレッシュでき、ストレス解消にも有効的です。晴れやかな気分になります。ヨガや瞑想の環境づくりにも有効的かもしれません。生理前のイライラにも有効。皮脂のバランスを整える作用があるため、乾燥肌や混合肌に有効かもしれません。香りが強烈のため、使用はごく少量にとどめます。大量に使用すると、かえって頭痛や吐き気を催すことがあります。妊娠初期の使用も避けた方がいいでしょう。


キャリアオイル

アプリコットオイル
植物名:Apricot Kernel
抽出部位:種子
肌質:敏感〜乾燥肌
特徴:成分的には、スイートアーモンドオイルに似ている。ビタミンが豊富、刺激が少ない

アボカドオイル
植物名: Avocade
抽出部位:種子
肌質:すべてよい
特徴:ビタミン、ミネラルが多く、プロテイン、脂肪酸、天然レシチンが豊富である。肌への浸透力も高い。独特の臭いがある

グレープシードオイル
植物名:Vltis vinfera
抽出部位:種子
肌質:すべてによい
特徴:のびがよい、かゆみを押さえる作用がある。臭いが少ない

スイートアーモンドオイル
植物名:Prunus dulcis
抽出部位:種子
肌質:普通〜乾燥肌
特徴:安価、少しべたつくとはいっても感触は軽い。

ホホバオイル
植物名:Simmondsia chinensis
抽出部位:種子
肌質:すべてによい
特徴:のびがよい、肌への浸透力高く。べとつかず、皮膚の保護作用がある。値段は高め

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