避妊に合成洗剤はいらない? マイルーラ

あちらの怪説(買ってはいけないの説)

成分のポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルは合成洗剤そのものである。
洗濯用石鹸より毒性が強い。
女の体内に毒物を入れるなんて、膣粘膜に炎症を起こしているのではないか?
男性の性器を傷つけることも考えられる。
合成洗剤で傷付いた精子と卵子が結合したら催奇形成も否定できない。
子供の先天性異常・がんなどの発生率が高いことも明らかになっている。
避妊効果98.2%は効果が高いのではなく、このデータを鵜呑みにすると避妊に失敗する恐れがある。
女性に避妊の責任を押し付けるのは問題。

もう一つのあちらの廻説(買ってはいけないは買ってはいけないの説)

女性に避妊の責任を押し付けるのは問題。
滅びゆく商品をなぜここで取り上げるのか?
女性にとってはピルの方が差し迫った問題だ。
合成洗剤の一種を体内に入れるというのは心理的な抵抗がある。

こちらの改説

確かに、経口避妊薬ピルが承認され発売されるようになり、避妊方法について日本人はもうちょっと考える必要があったのかもしれませんね。
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルは非イオン性界面活性剤に分類されるいわゆる合成洗剤です。しかし、非イオン性界面活性剤は化粧品や軟膏、ビタミンの可溶化、ホルモンや油脂などの水溶化などの乳化剤としてもひろく使用されます。
毒性についてはどうでしょう。
まずは、急性毒性についてはマウスで2-2.5mg/kgで投与したところ、全く問題ありませんでした。これえを人に換算すると、体重50kgの人ならマイルーラにして2000枚食べなければいけないことになります。これくらい食べても問題ないなら、1枚を膣に挿入して吸収されたとしても微々たる量です。しかも、吸収されても代謝などされて排泄されていくわけですから蓄積することはありません。また、ウサギの膣にわずか2.5mgの微量いれただけで膣に炎症が起きた!!!というけれど、この実験方法というのは脱脂綿に薬液をしみこませたものを何日かずーっと膣に挿入しておいた結果なのです。ウサギのからだの大きさで2.5mgならば、人間には何グラム必要でしょうね?
そして、催奇形成は受精後の問題です。精子と卵子が結合した時点で異常があれば通常、受精も着床もしません。
また、発ガン性の問題はFDAで指摘されて以来、アメリカの国立ガン研究所NIHで研究され原因が突止められています。しかも、その原因は不純物!でした。純度の高いものであればまったく問題のないことが分かっています。このことに全く触れていません。
避妊は、パートナー同士で話合おうという点には賛成ですが、責任を女性に押し付けるかどうかというのも極論的に思えます。

訣論

確かに避妊や感染症の回避の目的ならコンドームが一番です。確かに殺精子避妊フィルムの避妊失敗率は他の方法にくらべて高いです。予算や副作用などをあわせてあなたとあなたのパートナー、お互いにとって最もふさわしい避妊法を選択すべきです。

本当にいいたかったこと
本剤は、都合のよい論文だけを引用すると、医薬品は恐ろしい毒物になる恐れがあるということでしょうか。


冷やしてもケガは治らない? エアーサロンパスEX

あちらの怪説(買ってはいけないの説)

冷やすことは炎症という治癒反応を抑えてしまい、かえって逆効果だ。
家が火事で燃えた後、家を立て直すなら後片付けをし、広い場所を確保して騒音も大きくなる。けがを治すためには、患部に腫れや発熱や痛みが必要となってくるのである。
成分の副作用は狭い室内で使用すると起こりやすくなるのは当然である。

もう一つのあちらの廻説(買ってはいけないは買ってはいけないの説)

炎症のまま患部を放置しておけば、慢性の炎症を再発させる。
放置すれば治るには治っても、同じ障害を再発、くり返してしまう。
16勝できた投手が冷却療法をしなければ20勝できたかもというのは暴論である。

こちらの改説

たしかに冷やすと血管やリンパ管は収縮し、血管の流れが悪くなります。従って、破壊産物の処理や患部の修復が大幅に遅れるのは懸念されます。
火事の例を取り上げていますが、取り上げた例は全焼してしまった火事の場合です。火事が起きたら被害がより少なくすむよう、いち早く消火活動に取りかかる。そういうものではありませんか?
炎症がおきると、体内で連鎖的に反応が進みケミカルメディエーターが産生され、時にこれが痛みを増強したりと苦痛を伴ったりします。慢性の炎症に進展することもあります。けがをした急性期はいち早く冷やして炎症がより少なくて済むようするのをお勧めします。
また、副作用の問題は起こりうる可能性は否定できませんが。閉めきった狭い部屋で大量に使用することは避けましょうということですね。確率はとても低い問題だと思います。

訣論

長期に使用した場合にどうかという問題。けがをした瞬間(急性期)はいち早く冷やして炎症がより少なくて済むようするのをお勧めします。症状が軽快した後(慢性期)には冷やし続けるより、あたためた方がよいとされています。ただし、過敏症には注意しましょう。

本当にいいたかったこと

本剤は、密室で猛烈に使用するのはやめましょうでしょうか。。。


ステロイド剤入りかゆみどめ? 液体ムヒs


あちらの怪説(買ってはいけないの説)

副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)が入っている。このステロイド剤は劇的に効くが、一時的に症状を押さえるだけであり、それよりもこわい副作用(皮膚の感染症、副腎皮質機能低下、白内障、緑内障など)がいっぱいある。
他の配合成分にも副作用がある。
蚊にさされてもかいていれば、かゆみはおさまるものである。

もう一つのあちらの廻説(買ってはいけないは買ってはいけないの説)

ステロイド剤にもいろいろある。液体ムヒに含有されるステロイド剤の外用薬を使用することで、どれくらい重篤な副作用が確認されるか。
配合されている酢酸デキサメタゾンは分類の中できわめて弱いグループに属している。

こちらの改説

世間一般にステロイド剤のこわい副作用というのは、医療界の常識として医療用の強いステロイド外用剤であったり、注射剤や内服薬の場合におこりやすいとされています。
ただし、外用のステロイド剤の場合であっても全身の広範囲に長期間、塗布した場合、その一部が吸収された時に限ります。しかし、塗布する部位によってステロイド剤の吸収率は異なります。
液体ムヒsに含まれる酢酸デキサメタゾンというのは、強い分類には含まれません。5段階中最も弱い群に分類されます。ステロイド外用剤の効果の指標となる血管収縮能を比較してみると、最も強いとされるステロイド外用剤の1869に対して43と約40分の1です。市販薬に含まれるステロイド剤は種類も限定され、医療用よりも含有量は低くするよう厳しい規定があります。

訣論

程度や頻度の問題です。適切なステロイド剤の使用は、いち早く炎症(赤み)を押さえ、いち早く治癒に近付けることができます。
ステロイド剤イコール恐いくすり、免疫抑制するくすり、副作用がこわいといった情報に惑わされないで、正しい知識をもって上手にステロイド剤とつきあいましょう。

本当にいいたかったこと

本剤は、虫さされのかゆみ以外の部分まで広範囲にわたって長期間大量に使用することのないようにでしょうか。。。


症状を抑えるだけの胃薬? ガスター10


あちらの怪説(買ってはいけないの説)

強い効き目の反面、重篤な副作用がある。約1年半の間に『H2ブロッカー』による副作用の疑いが否定できない白血球減少や血小板減少症等の血液障害136件あり、そのうち12人が死亡した。

もう一つのあちらの廻説(買ってはいけないは買ってはいけないの説)

医療保険の財政ピンチの原因から規制緩和に踏み込んだ販売で、効き目が強い分、副作用もそれなりに強いのは仕方ないだろう。

こちらの改説

確かに強力な効果ある薬です。
この薬の登場以来、胃潰瘍の手術患者激減したという程です。さてさて、この『H2ブロッカー』、現在でどれくらいの使用量があると思いますか?なんと医療用は一年に738億円、大衆薬は22億円(99年3月決算)の売り上げです。
強力な効果の反面、副作用も強いということは認識しておく必要があるでしょう。しかし、大衆薬の1回量は、医療用20mgの半分10mgです。副作用というのは、アレルギー的な場合を除いて用量に依存することが多いです。
この薬の大衆薬は5回分包装、3日飲んで症状が治らなければ、医師の診断を受けるよううたっています。『H2ブロッカー』の血液系の副作用を分析してみると、医療用の高用量の内服でも11日以上の長期使用していないとその副作用は認められませんでした。血液系の副作用発現群の検証をしてみると、50歳以上の患者、他の疾患を合併した症例、血液系の副作用が報告されている薬剤を併用しているということがわかっています。
胃潰瘍なんて生活改善を改めれば改善されやすい病気なんて指摘しているけど、これを言切るのはとっても危険。胃潰瘍の検診をうけて、悪性腫瘍などの他の疾患がみつかることがよくあるんです。

訣論

確かに本も指摘しているけど、街の薬局のH2ブロッカーに対する対応のばらつきは問題ありです。しかし、各社製品により副作用の出現率など差がありますので購入する際に薬剤師に指導を受けるなど消費者からの積極的な行動も大事です。
消費者に与えられた情報、この場合は使用上の注意をしっかり読んで上手につき合いましょう。

本当にいいたかったこと

本剤は、市販薬でも効果は絶大ですので、なめんなよってところでしょうか。。。



カゼよりこわいカゼ薬? 新ルル-A錠


あちらの怪説(買ってはいけないの説)

解熱剤としてアセトアミノフェンが配合されている。
発熱を解熱剤で抑えてよいのか?
らい症候群の起こる可能性のあるアスピリンの代わりに使用された薬剤であるので、アセトアミノフェンもらい症候群を起こす可能性がある。
9種類も成分の配合された薬を安易に飲んでいいのか?

もう一つのあちらの廻説(買ってはいけないは買ってはいけないの説)

体温も上がり過ぎると問題。43℃以上になるとタンパク変性がおこり、脳に障害が残る。
アセトアミノフェンがらい症候群を起こすとは考えにくい。

こちらの改説

発熱は、生体の免疫力を高めるための好天反応だといいますが、体温も上がり過ぎると問題。43℃以上になるとタンパク変性がおこり、脳に障害が残ります。体温上昇についてちょっと考えてみましょう。
体温上昇のメリット:多核白血球の貪食能の亢進、T細胞の活性亢進、インターフェロンの抗ウィルス作用の増強などにより免疫力の強化、ウィルスの至適増殖濃度は33度であるため、発熱すると増殖しにくい。
体温上昇のデメリット:組織酸素の消費量の増加、交感神経系の緊張亢進、中枢神経系への影響、心拍数増加、心不全の合併症への懸念、けいれん閾値が低下し、特に乳幼児の熱性けいれんが起こる可能性がある、発熱により発汗し容易に脱水状態に陥る。それ以上に本人がつらい。
配合されているアセトアミノフェンは、らい症候群の起こるアスピリンの代わりに使用された薬剤であるので、アセトアミノフェンもらい症候群を起こす可能性があるというのも、残念ながら言い過ぎ。アスピリンとらい症候群の関係はWHOによってかなりのところまで研究されています。アスピリンが代謝されてできるサリチル酸が原因というのが有力視されていて、アセトアミノフェンからサリチル酸はできないので、アセトアミノフェンがらい症候群を起こすとは考えにくいです。
また、9種類も成分配合されているといいますが、これは大衆薬の指命。多くの人に対応できる様配合されているのです。
ビタミンB1は、糖代謝に必要なビタミンでエネルギーを効率良く取得するには必要です。不足すると疲労の原因にもなります。発熱時に通常よりビタミンB1の消費が激しいとされています。確かに食事がとれれば、欠乏症にはなりにくいかもしれませんが、食事もとれず消費量が亢進していると欠乏症に陥りやすくはなります。
鎮咳薬については安易に使用するのはよくありませんが、どんな咳かが問題です。乾性咳(かわいたコンコンとしたせき)が長時間激しく続くようなら体力を消耗したり睡眠障害をおこすので止めた方がいいでしょう。また、咳が続き、心不全や喀血、気胸、脳出血の二次合併症が懸念される場合にはもちろん使用すべきです。湿性咳(ゴボゴホ痰がからむような咳)のときは、基本的に使用しない方がいいですよ。痰を出そうとしているのですから。多くの鎮咳薬は作用により便秘になりやすい副作用があります。
痰を切れやすくする薬(去痰薬)は、固い痰をだしやすくやわらかくしてくれます。のどにへばりついた痰をとりやすくしてくれるんですよ。
無水カフェインは、どうも風邪薬というのは中枢に働いて眠気を生じるので、すっきり感を与えるために配合されています。
フマル酸クレマスチンは防衛反応を抑えてしまいよくないといいますが、風邪の鼻閉や鼻水、くしゃみを抑えてくれるんですよ。
確かに自分の症状と比較して自分にあった薬を選ぶ必要はあります。その方が有効率は高くなりますよ。

訣論

安易に薬を購入して飲むことはさけるべきです。しかし、風邪はつらいものです。自分の症状と比較して自分にあった薬を選ぶ必要はあります。その方が有効率は高いですしね。

本当にいいたかったこと

市販薬は一般に多種類の成分が配合されています。安易に薬を選ぶのでなく自分の症状にあった薬を選択しましょうということでしょうか。。。