恐るべき漢方薬? 正露丸


あちらの怪説(買ってはいけないの説)

漢方でも医薬品であるので副作用はあるはずだ。
正露丸に含まれるオウバクやカンゾウに発ガン性の疑いがある。
正露丸には、石炭からつくられたコールタールをなどを原料にしてつくられた強力な防腐剤が使用されている。
クレオソートという内分泌撹乱化学物質といわれるフェノールやクレゾールからなる恐ろしいものを含んでいるのだ。
下痢を止めることで、有害な物質を吸収してしまう。

もう一つのあちらの廻説(買ってはいけないは買ってはいけないの説)

危険性を指摘されているクレオソートは工業用であり、正露丸に使用されているのは、ブナの木から精製・蒸留したものである。
フェノールやクレゾールのことを内分泌撹乱化学物質というのは間違いである。

こちらの改説

まず、一番に指摘しなければならないのは、やはり工業用クレオソートとブナの木から精製・蒸留したクレオソートとの勘違い。正露丸に使用されているクレオソートはブナの木から精製・蒸留されたもので日本薬局方という公文書できちんと医薬品として認められたものを使用しています。グアヤコールやクレオソールなどを主成分とします。工業用クレオソートは、石炭から抽出され、ナフタリン、クレゾール、高級フェノール、ナフトールなどを主成分としています。
発ガン性の疑いは実験の段階の話です。毎日、正露丸を飲んでいる人と飲んでいない人の2群で比較して正露丸を飲んでいる人の方が発ガンした人が多かったという報告はまだ見たことがありません。
内分泌撹乱化学物質のフェノールやクレゾールを含んでいるというのは、工業用クレオソートと勘違いしているからでしょうが、フェノールやクレゾールは内分泌撹乱化学物質と疑われていはいますが、根拠の明らかな資料がありません。
また、下痢を止めることで、有害な物質を吸収してしまうということに続いてO-157を引き出していますが、有害なベロ毒素を発生させるのは抗生物質です。O-157存在下で抗生物質を投与するとO-157が殺菌され、壊れた時にベロ毒素を出すといわれています。正露丸に含まれるクレオソールにはO-157が放出するベロ毒素が起こす腸粘膜上皮細胞の障害を抑制することが証明されています(柴田高、緒方規男、新薬と臨床、1998)。

訣論

同じような名前であっても内容が全く異なる場合もあります。同姓同名っていうところですね。惑わされないように・・・

本当にいいたかったこと

本剤は、名前が似ているだけで勘違いされてしまいました。早とちりすることなく使用上の注意などよく読んでから内容をよく理解して医薬品は使用しましょうということでしょうか。。。


目薬で花粉症は治らない? エージアイズ


あちらの怪説(買ってはいけないの説)

点眼薬に配合されている成分クロモグリク酸ナトリウムの副作用として、結膜充血、眼瞼炎、マレイン酸クロルフェニラミンは緑内障を悪化させる恐れがある。
添加物のエデト酸塩は、血圧低下、腎障害を起こすことがある。
目のアレルギー症状に使用しているのに、添加物として使用されている塩化ベンザルコニウムは目に入るとアレルギー性結膜炎を起こす。
点眼薬を使用すると、免疫力が弱まりがんにかかりやすくなるかもしれない。

もう一つのあちらの廻説(買ってはいけないは買ってはいけないの説)

すべての医薬品には例外なく副作用がある。しかし、この内容についてはすべて使用上の注意に記載されている。問題なのは作用と副作用の大きさである。

こちらの改説

花粉症の増加が環境汚染の結果という論点で始まっているのに目薬がとてつもなく悪者扱いでちょっとかわいそうかな。
すべての医薬品には例外なく副作用があるというのは、然り。この作用副作用のバランスは個人差が大きいのでやはり使用する本人(保護者)がきちんと注意して、使用後の症状の変化をよく観察して使用していれば上手に医薬品とつきあうことができます。
指摘されているクロモグリク酸ナトリウムの副作用は多くが一過性のもので頻度としても0.1〜5%未満です。使用中に消失することさえあるのです。また、マレイン酸クロルフェニラミンは緑内障を悪化させるといわれていますが、目薬を使用して異常を感じたらやはり我慢したりするのではなく、眼科を受診するなどしましょう。そして、目のアレルギー症状に使用しているのに、添加物として使用されている塩化ベンザルコニウムは目に入るとアレルギー性結膜炎を起こすから何やっているかわからなくなるといいますが、これは塩化ベンザルコニウムに対するアレルギーで単に塩化ベンザルコニウムがあわないという話。そういう人は塩化ベンザルコニウムの含まない点眼薬を選ぶことで上手に花粉症に使用する点眼薬と上手につきあうことができます。
指摘されている副作用は、きちんと使用上の注意に記載されている内容です。消費者に与えられた情報はきちんと理解して上手に医薬品とつきあいましょう。
アレルギーとがんに対する免疫力は少々違うように思います。

訣論

医薬品には、使用上の注意などの記載された添付文書が同封されています。使用前には必ずよく読み正しく医薬品を使用しましょう。そして、使用後の症状の変化をよく観察し、自分にあっているかどうか効果は得られているかどうかを的確に判断しましょう。これが市販薬を使用するセルフメディケーションを行う上での大原則です。

本当にいいたかったこと

使用前後の症状の変化をよく観察し、自分にあっているかどうか有効性はどうかを的確に判断しましょうということでしょうか。。。


うがいでカゼの予防はできない? ラリンゴール


あちらの怪説(買ってはいけないの説)

うがいをしたら、口の中のIgAという抗体を洗い流してしまう。
殺菌剤でうがいなんかしたら口腔内の細菌を殺してしまい、自己免疫力が低下してしまうではないか。
添加物に染色体異常や消化管障害、動物実験で発ガン性が認められた。

もう一つのあちらの廻説(買ってはいけないは買ってはいけないの説)

うがいをすることでのどに付着した汚れやウィルスを洗い流せば風邪の予防になるのでは?
清潔好きの時代に抵抗力の低下という問題はあるけど、うがいはいいんじゃないのでは?

こちらの改説

どちらの言い分も正しいといえば正しいです。程度の差はありますが・・・。確かに抗菌志向によるアレルギーの増加は指摘されています。また、ハーブといって体にやさしいと鵜のみするのではなく副作用の可能性を指摘しているのはすばらしい。でも、ものはいいようですね。IgAという抗体や口腔内細菌は洗い流されてもすぐに増殖して回復します。
風邪のウイルスは、飛沫感染で咽頭などにくっつくと数十分で粘膜に侵入していきます。付着したウィルスをうがいで取り除くことは風邪予防に有効的方法です。
うがいの口に残ったわずかな消毒液が飲み込まれてしまい有害といいますが、飲み込まれた消毒薬は代謝や排泄がされ体内から消失することを忘れずに。

訣論

メリット・デメリットの問題ですね。でも、このご提言は安全性の方が少々上まっているように思われます。添加物・発ガン性物質・着色料などの言葉に惑わされることなくいきましょう。

本当にいいたかったこと

これは、あくまでもうがい薬ですので、原液のまんま、毎日ごくごく飲むことはやめましょうということでしょうか。。。


毒をもって毒を制する ウナコーワ? 虫よけスプレーS


あちらの怪説(買ってはいけないの説)

虫を寄せつけないようにするために毒性の強い化学物質を使用してよいのか!!!
主成分は、ディートとサイネピリン。
ディートのヒト推定致死量は200-300gである。しかも、刺激性が高く、毒性の強い化学物質を塗りつけるという発想は間違っている。

もう一つのあちらの廻説(買ってはいけないは買ってはいけないの説)

探せばなんらかの毒性はある。化学物質の毒性やアレルギーと過敏症を持ち出すのは相手方の戦法だから気にしなくていい。マヌケでなければ使ってもいい。

こちらの改説

マウスに体重1kg当たり1.17gのディート(虫よけスプレーの成分)を飲ませたらその半数が死んでしまうとデータをみせていますが、人間だったら200-300gのディート。1本に含まれるディートは0.035gですよ。まさか薬液を飲んじゃう人はいないでしょう。適切に使用しているなら体内に入る可能性としては、吸引してしまうか経皮吸収されるかのどちらかです。経皮吸収された量で毒性になる問題の量になるかどうか、これは考えにくいですね。
また、LPG(液化石油ガス)が含有しているので炎に向けてスプレーしたり、炎の中にスプレー缶を入れるのは危険だといいますが、そんなことするのが言語同断!!。これは、皮膚に使用するもの。そして、スプレー缶などの廃棄方法はよく缶をみて適切に行なって下さい。
アレルギー体質の人とか過敏症はこの成分自体が自分に合わないのですから、要注意です。

訣論

薬は、使用量によっては毒性の出るものがあります。これは、薬の宿命です。そのためにも使用法を誤ることなく、注意書きを正しく読んで使用しましょう。そのための注意書きなんですから・・・。また、子供が誤って飲んでしまったとかのような思わぬ事故にならないように保管・管理を気をつけましょう。

本当にいいたかったこと

本剤は、虫よけスプレーで皮膚に使用するものですから、炎にむけて使用したり、スプレー缶の廃棄方法を誤らないようにしましょうということでしょうか。。。それとも、容器をネジあけてごくごく飲むことはやめましょうということでしょうか。。。


ステロイド軟こうでアトピーは治らない? フルコートF


あちらの怪説(買ってはいけないの説)

ステロイド軟膏は使い方が難しいとされ、ステロイド皮膚症、ステロイド白内障などの副作用やステロイド中止後のリバウンド症状など問題点が多い。人間には自然治癒力があるからステロイド剤のような自己免疫力を低下させる薬剤は使うべきではない!!!?

もう一つのあちらの廻説(買ってはいけないは買ってはいけないの説)

ステロイドにもいろいろある。一般の薬局で売られている効果が強い程副作用の強いのが薬の常である。薬の使い方は、自分の体にあらわれる副作用の程度と、患部の治り具合のバランスである。弱いステロイドを配合している製剤は、普通に使用するなら問題ないといえよう。

こちらの改説

確かにこれまでにステロイドについてはマスコミや雑誌などで恐い薬という印象を与えられるようなことがあったのは事実です。しかし、これは医療現場における注射剤や経口剤のステロイドで強い副作用がでたとか医療用の作用の強いステロイド外用薬を広範囲・長期間使用したことによる副作用があらわれたといった内容のものでした。近年、ステロイドに対する使用方法などが確立し、いかに副作用少なく最大の治療効果が得られるかといった研究・検討がされ、治療に生かされています。実際には、一日20g以上使用しないと全身的な副作用があらわれるとはいわれていません。
ステロイドの成分は何種類もあり、それぞれが違う特性をもったものです。一般の市販薬に配合されているステロイド剤は分類上、作用の弱いものに分類され、配合の濃度も医療用よりもずっと低い濃度となっています。
具体的には、フルコートFにはフルオシノロンアセトアニドというステロイド成分0.25mg/1ml含まれています。これはステロイド外用剤の分類上は5段階中3番目のstrongという薬効分類されます。ステロイド外用剤の効果の指標となる血管収縮能を比較してみると、最も強いとされるステロイド外用剤の1869に対して100と約20分の1です。さらにフルコートFには抗生物質も含まれるのでちょっとしたぐちゅぐちゅした患部や傷口のみえるような患部に使用するとそこからばい菌の侵入を防いでくれるので効果的です。
心配なようであれば、作用の弱いステロイドに切り替えていき、徐々に離脱させるという方法もありますが、短期間、局所に使用した場合にはあまり問題になりません。また、ステロイド外用剤というのは、一日1回塗布すれば十分効果が得られるともいわれています。

訣論

正しく使用すれば決してこわい薬ではありません。使いはじめる時期、使用するステロイドの種類、使用量、使用期間などきめ細やかな対応策をとれば大丈夫です。医師や薬剤師に相談しましょう。正しい知識をもちましょう。

本当にいいたかったこと
きめ細やかな対応をすれば、ステロイド外用剤はたいへん効果的ということでしょうか。。。