-正しく服用して効果100%-


薬の飲み方の基本を紹介

薬ってどれくらいの水で飲めばいいの?
できるだけお薬はコップ1杯の水か白湯で服用しましょう。

しかし、たいていのお薬はお茶で服用しても大丈夫です。
ただし、牛乳やグレープフルーツジュースは飲み合わせがあるので避けた方がよいでしょう。

水なしで薬を服用すると、食道で薬がとまり、その部分で溶け、潰瘍になることがあります。

どうして、薬って食事の時間帯に合わせるんでしょうね?
これは、薬が十分効果を発揮するには、内服後、薬が吸収され血液中の濃度が一定に保たれることが大事です。一定に保つには、一定の時間に等間隔に飲んだ方が変動は少なくなります。

日常生活の中で食事が起きている時間帯をちょうど均等に割った時間に相当することと、飲み忘れの予防につながるからです。胃への負担も軽減できます。


どんな服用時間がありますか?

1.食前
BEFORE MEAL

食事のおよそ30分前に服用します。正確に時間をはかる必要はありませんが、糖尿病薬は内服後30分以内に食事をとらないと低血糖が生じるので注意しましょう。一般に吸収が早く、効果がより早く現れます。

[これにあてはまる薬剤]
[理由]
食事の影響を受けやすい薬 食事の影響を避ける
血糖をコントロールする薬 食後に高くなる血糖の上昇を抑える
食欲を出す薬 食べる頃に薬が効いてきて食欲がでる
吐き気止め 食べる頃に薬が効いてきて食べても気持ち悪くならない
漢方 漢方はお腹のすいている時の方が吸収がよい


2.食直前
IMMEDIATELY BEFORE MEAL

食事の直前に服用します。目安としては、食膳のおはしをもった時、もつ直前と理解していただいて結構です。

[これにあてはまる薬剤]
[理由]
糖の吸収阻害剤 薬の効果を食事がはいってきたと同時に期待したいから


3.食直後
IMMEDIATELY AFTER MEAL

食事の直後に服用します。目安としては、食事が終わってお箸をおいてからすぐ、または食後お茶を飲んでからすぐと理解していただいて結構です。

[これにあてはまる薬剤]
[理由]
胃障害を生じやすい薬 食物が薬の胃への刺激を緩和します


4.食後とは
AFTER MEAL

食事のおよそ30分後に服用します。これもきちんと30分はかる必要はありません。食後の胃の状態は、消化活動が盛んなため血流がよくなっており、薬の吸収がよくなります。さらに、食後は胃に食べ物が残っているため、薬が胃に直接的に接触することがなく、胃粘膜を荒らすことをさけることができます。
多くの薬は、食後服用です。ただし、飲み忘れやすいようでしたら食事のすぐあと(食直後)でもかまわないことがよくあります。一度、医師・薬剤師に確認してみて下さい。


5.食間とは
BEWEEN MEALS

食事のおよそ2時間後に服用します。食事の影響をされて吸収が悪くなる薬や胃粘膜に直接的に働く胃薬の一部は、胃内の食べ物のなくなった頃に服用します。
時に・・・「食間って食事中のいつに服用するのですか?」とか、「食事中に服用するとなると、お味噌汁とかスープでも飲んでいいですか?」などの食間を食事中と勘違いしている方がいます。
これは、食中といいます。


6.頓服
DRAFT OF MEDICINE

必要に応じて服用します。正確には、一回飲むだけで効果の得られる薬という意味があります。痛み止めや吐き気止め、下痢止め等一時的に症状を改善します。
ほとんどの薬は一日に飲んでよい最大量が決められているので必ず医師・薬剤師に確認しましょう。また、続けて飲む場合のあける間隔の時間もきいておくと便利です。


7.就寝前
BEFORE BED

眠る前に飲む薬です。睡眠薬や便秘薬の場合、多くは症状に合わせて自己調節が可能です。しかし、あらかじめ、自己調節して良い薬かどうか主治医や薬剤師に確認しておくことをお薦めします。効果があらわれるのに、通常30分ぐらいは必要としますので、自分のタイムスケジュールと相談して、服用しましょう。

[これにあてはまる薬剤]
[理由]
睡眠薬 眠るために使用しますが、眠れるのに無理して飲む必要はありません。
翌朝のスケジュールと合わせて服用時間に注意しましょう。
便秘薬 翌朝、便意があるように寝る前に服用します。調節してかまいません。
便が柔らかいのに無理して飲む必要はありません。


8.時間薬
MEDICINE DIRECTED TIME

食事の時間に関係なく指示された時間に服用します。持続的な効果を期待する時に一日をある数に分割してその時間に服用したり、検査前など、ある時間に必ず薬の効果を期待したい時、その時間から逆算して服用します。
前者は抗生物質や抗ウィルス薬など、後者は大腸検査の下剤などがあてはまります。
24時間を等分割にする必要はなく、睡眠時間等を考慮して起きている時間を等間隔に分割して服用することも可能です。