ロキソプロフェンナトリウムと肝機能障害について

解熱鎮痛薬ロキソプロフェンによる肝機能障害について厚生省医薬安全局からより一層の注意を促す通達がされました。

ロキソプロフェンは開発時から肝機能異常は認められていました。そのため発売当初(昭和61年3月)より添付文書上で「禁忌」の項に「重篤な肝障害のある患者」,「慎重投与」の項に「肝障害又はその既往歴のある患者」,また「その他の副作用」の項に「GOT,GPT,Al−Pの上昇」を記載し注意喚起を行ってきていました。
今回、平成9年以降重篤な肝障害例が8例報告されたために添付文書の「重大な副作用」の欄に肝機能障害を追加しより一層注意を行うようにしました。

肝障害の報告された症例をよく見ると・・・
報告されたのは、12歳から57歳で男女差はありません。報告例のうち劇症肝炎や急性肝炎を発症したのは8例中3例です。
劇症肝炎や急性肝炎を発症した3例で発熱や肝機能の検査値異常が認められたのは、4日後、13日後、20日後です。

詳しい情報は・・・
厚生省医薬安全局:医薬品・医療用具等安全性情報No.160(平成12年(2000年)5月)のページへ
http://www.mhw.go.jp/houdou/1205/h0526-1_a_15.html#12

肝障害の自己チェック

副作用回避のために自己管理を徹底しましょう。初期症状を一覧してみました。

1:肝炎型肝障害
発熱・悪寒・倦怠感・上腹部不快・食欲不振・悪心・嘔吐など

2:胆汁うっ滞型肝障害
黄疸(皮膚黄色・目黄色・尿汗黄色・便白い)・かゆい・食欲不振・おなかが張るなど

3:アレルギー性肝炎
発熱・発疹・かゆいなど

4:劇症肝炎
腹水・浮腫・感染しやすい・出血傾向など