〜赤ちゃん・こども編〜

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うちの子に薬が出たら…
薬の飲ませ方
年齢別
赤ちゃんの場合
2歳以上の子供の場合
お薬別
粉薬の場合
シロップ剤の場合
坐薬の場合
点眼薬の場合
塗り薬
点耳薬
最後に


うちの子に薬が出たら・・・赤ちゃん・子供


赤ちゃんや子供は健康管理が自分では十分できないもの、ママやパパが代わって薬の管理をしてあげましょう。

子供というのは、医学的にみると0〜15歳までを新生児、乳幼児、小児として扱います。小児に対する言葉は成人です。
成人用の薬と異なる点は、量を減らし、甘味をつけて飲みやすくしたり、顆粒剤、シッロプ剤など剤形的に工夫がしてあることです。成分的には、大人とほとんど変わりません。
子供に使用する薬の量は、単に子供の身体が大人より小さいというだけの理由ではありません。体の機能がまだ不十分であること、薬の解ける胃の状態が大人と異なること、ホルモン状態の違い、外用薬であれば子供の皮膚は大人より柔らかいことや皮膚の水分含有量が多いことから吸収が大人より良好であるといったことから、年齢、体重から量が決定します。

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薬の飲ませ方
市販薬の場合には説明書をよく読んで、子供の年令にあった薬の量と回数を守って飲ませます。、病院の薬の場合には薬のはいっている袋(薬袋)の一回量と飲む時間を守って飲ませましょう。

いやがる赤ちゃんや子供の口をあけさせようと鼻をつまんだりすると、かえって逆効果。。。息ができずに苦しがり、かえってむせたりして気管に入ってしまう恐れもあります。
薬の時間がきてもスヤスヤ寝ている様でしたら、そのまま寝せておいて起きて機嫌がよくなってから飲ませてみましょう。起きてから4-6時間おきか残りの一日の時間を等間隔にして飲ませてあげれば大丈夫です。

例)毎食後の薬があるのに、お昼寝で14時まで寝ていてさらに機嫌が悪く15時過ぎにようやく薬を飲ませた場合、4-6時間後の19-21時にもう一回飲ませる。等間隔で考えるなら、残りのもう一回を19時半に飲ませる。
薬は子供の手の届かないところに保管しましょう。最近は、くすりでも飴のようにきれいな色彩のものなどがあります。お菓子と思って食べてしまったり、誤って口にしてしまった場合には、すぐに医療機関を受診です。大人用の薬の保管の注意が必要です。おじいちゃんおばあちゃんにも協力してもらいましょう。
あっと、飲み忘れたといって2回分飲ませてはいけません。飲み忘れに気がついたら、気がついた時点で1回分飲ませ、次の服用時間まで時間が近いようでしたら、スキップして様子をみましょう。ただし、薬の内容によっては、スキップすることができない薬(けいれん予防の薬や喘息の薬など)があるので、風邪薬のような臨時的な薬以外に毎日ずっと飲んでいる薬がある場合には、医師や薬剤師にあらかじめ相談しておきましょう。
だまし、だまし薬を飲ませていると、意外と必要な時に飲んでくれないもので、叱りつけて飲ませようとしても吐き出したりと逆効果なことが多いものです。ある程度、物事が理解できるレベルにまで成長したら、きちんと説明して納得させてあげましょう。
お医者さんにもらった薬の効きが悪いからといって市販薬をだまって併用してはいけません。お医者さんにもらった薬でも効くのに時間がかかる薬だったり、薬の反応性は子供によって異なるので、お医者さんにもらったからといって必ず効くものでもありません。指示通りに飲むことは大前提ですが、効かないなと思ったら、もう一度医師に確認することも有用な方法です。

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年齢別

赤ちゃんの場合
お腹が一杯だと、薬を飲んでくれませんので授乳の10分ぐらい前に飲ませます。ミルクにまぜたりすると、その後ミルクをいやがって飲まなくなることがあるのでミルクに混ぜることは避けましょう。しかし、赤ちゃんの場合、味覚もまだ発育が不十分ですので苦い薬の味も分からないことがあります。
吐き出してしまった場合、30分以内であればはいた分の量をもう一度飲ませます。30分以上たっている場合は、吸収されたものとして考えましょう。
多くは、シロップ剤でしょう。

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2歳以上の子供の場合
水か白湯で飲ませるのが基本です。味をいやがる様でしたら、砂糖を混ぜて分からなくするなどの工夫は可能です。いやがる場合には、飲まないよりはいいという考えから子供のすきなジュースで飲ませる、ヨーグルトやアイスクリームにのせるといった方法もあります。ただし、ジュースなどに混ぜてもよいかどうかなど薬剤師や医師にあらかじめ確認しておきましょう。薬によっては、吸収が変化したり、分解することがあるからです。錠剤の場合には安易に砕いてはいけません。製剤上、吸収などが良好に行なわれるように、工夫がしてあるからです。

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お薬別
粉薬
粉薬には、水に解けやすいドライシロップから細粒、顆粒剤などたくさんの種類があります。粉は混ざってしまうと、なんの薬か分からなくなってしまうので薬の名前を聞いて書き留めておきましょう。


飲ませ方
其の一:小さな容器に薬と少量の水を入れ、練ってペースト状におかあさんの指先でとって上あごや頬の内側に塗ります。このあと、薬が口の中に残らないように水やミルクなどを飲ませます。ミルクに混ぜて飲ませると混ぜることで味が変わり、それ以降食べなくなるといけないので避けましょう。
其の二:離乳食を始めているのなら、好物にのせて一緒にたべさせることも可能です。ヨーグルト、プリン、アイスクリームなら喜んで飲んでくれるでしょう。ミルクに混ぜて飲ませる、主食となるような御飯やうどん、良質タンパク質元としての豆腐などは、薬と混ぜることで味が変わり、それ以降食べなくなるといけないので避けましょう。また、味噌汁や熱い飲み物にまぜると薬が分解したり成分が変化する恐れがあるので避けましょう。
其の三:あーんをしてもらって、口の中に直接薬を入れる。これは、上級者。ほめてあげましょう。のどの奥にいれ過ぎてむせないよう注意です。

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シロップ剤
液体で飲みやすく、子供の好きな甘味や香料が加えてあります。水薬も混ざってしまうと、なんの薬か分からなくなってしまうので薬の名前を聞いて書き留めておきましょう。

使用前には、かならず容器をよく振って中身を均等にする必要があります。あらかじめ、1回分を計りとっておいてからのませましょう。容器から直接飲ませるのは残りの薬にだ液が混じったり汚染のもとになるので避けましょう。

飲ませ方
其の一:ミルク時代の赤ちゃんは、空の乳首にシロップ剤を入れて吸わせてもいいかもしれません。ミルクに混ぜることはやめましょう。
其の二:ごっくんができるなら、スポイドでほっぺの内側に流し込んであげると確実に1回量飲ませることができます。薬局やベビー用品店では、シロップ剤を上手に飲ませるグッズがたくさん売っています。

例)注射器タイプ、スポイドタイプ、乳首タイプ、スプーンタイプなど
其の三:スプーンをいやがらないのなら、スプーンに薬をのせてできるだけ奥のほうでごっくんさせます。一気にやると、むせやすいですし、こぼしてしまう可能性が高いので注意。
其の四:おちょこなどの小さな容器で、ぐいっと飲み干すタイプが好きな子供なら小さめな容器を出してぐいっと飲ませるのもよいですよ。

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坐薬
子供用によく処方されるのに実際は使ったことがないというママも多いはず。肛門から入れると、直腸粘膜から吸収され、飲み薬よりも効果が早く現れ、効果も確実に得られます。赤ちゃんや子供が寝ている時にも薬を投与できたり、気持ち悪くて薬が飲めなくても使用できるという利点もあります。
坐薬は挿入しやすい様、ワセリンなどの油成分を基剤として薬が配合されています。水を少量つけると、よりすべりやすくなります。
半分使用して下さいのような分割投与の指示が出たら、包丁かはさみできって使用します。残った分は、サランラップかアルミホイルで包み、保存は可能です。ただし、使用目的(例えば、風邪なら熱)の症状がなくなったら処分しましょう。
坐薬、一方がとがっていて、一方は平らでミサイルのような形をしています。ミサイルでも、とがった方から進むように、とがった方から挿入しましょう。とがった方から挿入した方が入れやすい上に、一度いれても出にくいという利点があります。
また、坐薬を入れると挿入が浅いとぴよーんとでてきてしまったり、肛門の刺激になりうんちがでたりと、トラブルあります。入れたら1-2分は肛門をティッシュなどでやさしく抑えてあげましょう。もし、でてしまったら坐焼くが手で持てるぐらいの有形だったら、もう一度入れる。10分以内だったら新たなものを入れる。10分以上の場合には、ほとんどが吸収されているはずですのでそのまま様子をみましょう。ここでかえって追加すると薬の効果が強く出過ぎて体温が下がり過ぎることがあります。
保管は原則的に冷蔵庫で行ないましょう。油の基剤の部分が溶け出しません。きちんと保管すれば、約3年はもちます。でも、子供の成長の方は、3年ではずい分変わってしまうので、その薬を後で使用するならば使用する時に医師、薬剤師に薬の名前、量を確認して下さい。長期保存といって冷凍庫はダメです。
坐薬って入れようかどうか迷うことありませんか?赤ちゃんや子供が苦しそうなら使って楽にしてあげましょう。

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点眼薬
点眼薬は、ほんの一滴で十分量です。それ以上点眼しても流れ出るだけです。2種類以上の点眼薬を使用する場合には、5分ぐらい時間をおいてから点眼しましょう。5分もすれば、前に点眼した薬剤は吸収されています。、どちらの点眼薬を先にさすかは、より効果を期待したい方の点眼薬を後にさした方が薬剤がながくまぶたに保持されます。まぶたや目の粘膜に点眼薬の容器の先が触れると、雑菌が繁殖しやすくなるのでまぶたや目の粘膜からはなして点眼しましょう。
また、点眼した後は異物感があったりしてゴシゴシしたがりますが、それはダメダメです。こすると、かゆみが増したり、手指の雑菌が入る恐れがあります。

点眼方法

其の一
:赤ちゃんなら、まず寝かせてあかんべえをさせる要領で下まぶたに点眼します。うまく入ったら、下まぶたをかるく押し上げてなじませます。余分な点眼薬はティッシュなどで軽く押さえて拭きます。赤ちゃんが目をこすらないように赤ちゃんの手をおさえておきましょう。

其の二:大きい子なら、ひざまくらをしてあげて、点眼します。この時、点眼する位置が高いと、的が定まらなかったり、目に入った瞬間の刺激があります。ほんの2-3cm離れたところから、素早く点眼してあげるのがこつです。目を伏せさせると目の開きが悪く点眼しにくくなりますので、天井を見させるか上目づかい程度にぱっちり目を開かせます。ただし、このとき点眼容器を見るようにさせると怖がるので、視界のふちの方からそっと点眼してあげるとスムーズに点眼できます。うまく入ったら、ぱちぱちさせてなじませます。目頭などにたまった余分な点眼薬はティッシュなどで軽く押さえて拭きます。

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塗り薬
じゅくじゅく、かさかさ使い分けて上手に薬とつきあいましょう。
基本的に軟膏は、油分が多くべたべたしていますが皮膚の保護作用があります。じゅくじゅくした湿疹に適しています。クリームは塗り心地がさらっとしていてよくのびます。ローションは、液状で広範囲に塗布したい、頭など毛があって塗りにくい部位などに適しています。
お風呂上がりの方が効果的。お風呂上がりは、皮膚の汚れなどがとれ、血流がよく、薬の吸収がスムーズです。皮膚温度が上昇しているため、塗り薬がよくのび塗りやすくもなります。
まず、必要量を手の先や手の甲にとり患部にのせ、まんべんなく円を描くように薄く塗っておきます。ひとによっては、患部にそっとこんもりのせるだけの人がいますが、これは、保護作用は期待できますが、患部以外に薬が広がったり、薄く塗る行為では患部に薬がよくしみわたるのにそれがしみわたらず、かえって逆効果です。

部位別
:髪の毛をかき分けて、地肌に塗るようにしましょう。患部に薬をのせたら、指先でよくなじませます。
:顔は比較的薬の吸収がよいので、ごく薄く塗れば十分です。目に入らないよう気をつけましょう。

疾患別
水疱瘡
:真っ白なカチリというフェノール亜鉛華リニメントを発疹のところにだけちょんちょんとのせます。
やけど:やけどのうち、水膨れがやぶれたような傷口は、細菌感染しやすく化膿しやすいので消毒をしてから薬を塗りましょう。ただし、スプレー式の消毒液は、スプレー成分によって薬の吸収が悪くなるので避けましょう。(→消毒薬のページ舳ジャンプ)また、触るととても痛いので、消毒後滅菌ガーゼに薬をのせ、傷の上を覆い、包帯で固定します。テープで固定してもかまいません。


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点耳薬
点耳薬って自分さえ使ったことがないですよね。でも、子供の場合中耳炎や外耳炎といった耳の病気にかかりやすいことがあります。

点耳方法
まず、点耳する耳を上にむけて横にさせます。その時、耳の周辺、内部が汚れているようだったら汚れをとります。内部の汚れをとる時は、やさしくしてあげましょう。耳たぶを引っぱりぎみにして点耳しない方の手を固定すると、点耳しやすくなります。一滴で十分量です。遠く上から点耳すると刺激になり、痛みを伴うことがあるので、耳の近くから壁をつたうように点耳してあげましょう。しばらく、放置して終了です。耳だれが出るようでしたら出た分だけをティッシュなどで拭き取ってあげましょう。

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最後に

受診してから薬をもらうまでに忘れないでほしいことがあります。
それは、これまでに薬に対してアレルギーを起こしたり、なにか特別なアレルギー(卵、牛乳)がある時は診察してもらう医師に必ず伝えましょう。薬の中には、卵の成分を使用した薬剤などがあるからです。

 

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